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ヘルシンキ・ヴァンター国際空港 Helsinki-Vantaa Airport @Helsinki, Finland

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まだヘルシンキに着いたわけでもないのに、空港の売り場にはムーミンが登場。
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特にファンというわけではないけど、こいつの癒やし効果はすごいな。怒っていてもこの顔をみたらそのことを忘れてしまいそうだ。
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ビジネスクラスの搭乗から始まり、
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エコノミークラスの搭乗へ。
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お茶を飲んだのは間違い無さそうだが、ほとんど覚えていない。30分くらい熟睡すると、
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ヘルシンキ・ヴァンター国際空港が見えてきた。搭乗時間は1時間弱だった。

ヘルシンキ着は10時半。そしてヘルシンキ発成田行きは17時15分発。実質は数時間のヘルシンキ超短期滞在の始まりである。
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荷物はもう成田まで受け取れないので、手荷物受け取り所は素通りし、
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この白いバスに乗り込む。

最後も日本人の現地在住のガイドさんだった。この方も自己紹介はなし。しかしこの方の話が面白かったので、いくつかご紹介したい。


まず、フィンランドの言葉は欧州の言葉とは全然違う系統らしい。諸説あるが、なんと日本などと同じウラル・アルタイ語族とか。そういえばハンガリーに行った時も同じ話を聞いた。ウラル・アルタイ語族に含まれる言語は日本語、朝鮮語、モンゴル語、ハンガリー語、フィンランド語などらしい。

日本からモンゴルくらいはまだしも、ハンガリーやフィンランドまでいくと流石に顔つきからしても仲間という気はしないが、ヨーロッパの言葉とは全然違うことはよく理解できた。「ヘルシンキ」という名前もそうだし、「マリメッコ」とか「ツルネン・マルテイ」(弦念 丸呈 日本に帰化した元国会議員)とか全然欧風じゃない。


またフィンランドの敵といえば国土が近く、長年フィンランドを支配したロシアという印象があったのだが、これから行くヘルシンキ大聖堂には、ロシア皇帝アレクサンドル二世の像があるらしい。

どういうかことかというと、元々フィンランドはスウェーデンの支配下にあった。そこでの公用語はスウェーデン語で、はフィンランド語は公用語と認められず、例えば大学で勉強するにもスウェーデン語でなけらばならなかった。全然違う言語を覚えるのは大変な苦労だったようだ。

しかし、その後フィンランドを支配下に置いた、歴代ロシア皇帝の中で、とりわけアレクサンドル2世は、フィンランド市民の声にも耳を傾けたらしい。フィン ランド語を公用語として認め、フィンランド語を使用する大学を作り、宗教的にも押し付けなかった。ヘルシンキ大聖堂はロシア正教会ではなく、フィンランドの国教と位置づけられている福音ルター派の教会だ。

歴史におけるロシアというのは、悪逆の限りを尽くすという国というイメージがある。日本も北方領土を強奪されているが、こんな良い話もあるのですね。

しかしアレクサンドル2世はが暗殺され、その後は息子アレクサ ンドル3世によって專制政治に国民が苦しめられた、という話を聞くとやはりロシアという感じがする。

興味深い話を聞いていたら、バスは大きな広場の前に到着した。正面に見えるのがヘルシンキ大聖堂である。
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ヘルシンキ大聖堂 Helsinki Cathedral@Helsinki, Finland