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海老焼売@蓮香樓 中環 香港

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1. 香港飲茶の老舗中の老舗「蓮香楼」とは?。

 「蓮香楼」は1926年創業の老舗中の老舗。香港ナンバー・ワン飲茶と言う人もいるようですが、自分の教科書「香港 ランキング&マル得テクニック!」の飲茶部門でも2位と高評価。

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 実はワゴン式の飲茶はそこそこ経験しているつもりでしたが、それは日本での事あったり、香港でも上品な店だったようです。

 狭い店内に香港ローカルが溢れかえった店内は一種戦場?のような熱気がありました。ワゴンにめがけて人が殺到していく様にはただただびっくりしたました。
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 いっぱしの香港通ぶってブログを書いている自分ですが、自分は香港のほの字も知らないことに気づき動揺しました。汗。。

 ところで「蓮香樓」はもうすぐ閉店されるようです。

 長年にわたって香港人に愛されてきた蓮香楼はビルの賃貸契約終了に伴い2019年上期まで閉店します。
現在のビルは建て替えられることになりました。その後中環界隈で移転するか否かは未定です。

 これもあって、今回は帰国間際の慌ただしい時間に店に押しかけたのですが。

2.「蓮香楼」の行き方

  蓮香楼はウェリントンストリート上にあります。住所は中環威霊頓街160-164号

  威霊頓街がウェリントンの当て字と気づいた時は驚いた(「トン」はわかるけど)ものですが。中環から行っても上環からも10分程度だと思います。

 ちなみにWellington StreetはQueen's Road Centralと並行して1つ上の通りです。
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 店の前は大きいので目立ちます。

 しかし少し重厚な感じのこの店構えから中が戦場であるとは想像もつきませんでした。

3. 当日のドタバタ、日本語を話すおばちゃん客に助けられる

  当日は12時頃に香港駅(中環)でANA810便のチェックインをしました。
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 実は、これまでエアポートエクスプレスでチェックインをできるのを知らず、普通に空港でチェックインしていました。ただカウンターはそこまで多くのなく、時間がかかってチェックインが完了したのが12時頃。

 飛行機は14時55分発。賢明な人ならそのまま香港エアポートエクスプレスに乗車して空港でしょう。しかし、自分は敢然と中環の町へ歩きだします。

 なんとなくチェックインしてから町で食べるという(非日常?な)のをやってみたかったのです。(今考えると別にたいしたことじゃない。汗)

 そしてせめて行き慣れて店なら良かったのですが、向かった「蓮香樓」のは早足でも10分以上かかり、昼時はとんでもなく混んでいて、旅行者が行くような店ではありませんでした。

 入り口から2階にあがり、熱気の前に立ちすくんでいる自分に声をかけるような店員はいません。そして客全員がローカルでした。慣れた観光客ならいたかもしれませんが、自分にはそのように感じました。

 完全アウェイな状態。しかもどこも席は空いていません。ここでも賢明な人なら他の店に行くでしょう。しかし、自分はたまに意固地になることがあり、食い下がります。

 食い下がるといってもただ呆然と立っていただけですが。しかし、ここで天使が現れます。自分が1人であることを確認すると空いていた1席に手招ききしてくれました。
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 とある親切なおばちゃんAのおかげで何とか席を確保します。しかもこのおばちゃん英語ができる上に少し日本語もできました。1年半ほど東京で仕事をしたことがあるそうです。

 この転校生に優しい学級委員長のようなおばちゃんがいなかったらすごすごと退散するしかなかったでしょうか。感謝、感謝です。
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 飲茶というだけあって、急須も巨大です。

 お茶を飲んで少し安心しましたが、あまり時間はありません。注文を取りにこないので、どうしたらいいか分からずおばちゃんに尋ねると、"Go and get them."とのこと。

 視線の先には、店のおばちゃんがワゴンを運んできて、皆が殺到していくのが見えます。
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 時間もなく良い写真が撮れませんでしたが、少しだけ感じがお分かりいただけるでしょうか?
 
 しかもこの集団は皆並んで順番になどというお行儀のよい連中ではありません。オロオロしているとどんどん抜かされるので意を決してワゴンの飲茶を適当に取りました。ふー。疲れるぜ!

 なお、各人が紙を持ち、おぼちゃんから印を押してもらうようなシステムでした。

4. 本物?のワゴン式飲茶のお味は?

  ほうほうの体で手に入れた飲茶。美味しいことには疑いがなかったのですが。
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 うん?海老のプリプリ具合が「添好運」よりも明らかに落ちます。不味くはないけどってやつです。

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 なんか皮が分厚くて結構大味です。
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 あまり美味しくありません。なんか挽肉のくせしてしつこい食感です。

 ここで止めておけば良かったのですが、美味しいものがあるはずと思い、もう1品謎の飲茶を取りますが、
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 止めときゃ良かった!

 全然美味しくありませんでした。とにかく大味。そのくせボリュームだけはしっかりあります。なんてこった。

 でも社交的なおばちゃんは他の客ともすぐに仲良くなってなぜか自分を紹介してくれます。
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 なぜか隣のおっちゃんと記念撮影です。会計は覚えていませんが、
1,500円以上はかかったはず。やはり「添好運」は安いことを再認識。

 そして足早に香港駅に戻り、香港エアポートエクスプレスに乗って香港国際空港へ行きました。

 着いたのは出発時刻の1時間前くらい。しかしチェックインは済んでいたのでほぼ問題はありませんでした。ちなみにこの後いったラウンジではフルーツとビールだけで何も食べれませんでした。

 うーん、誰もが称賛する「蓮香樓」。本当に美味しいのでしょうか?自分の家の近くにはたいして美味しくもないのにいつも行列がある店があるのですが、それを思い出しました。