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ロブスター(伊勢海老)の刺し身@西貢・香港 Sashimi Lobster@Sai Kung, Hong Kong

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東京たべある記 (全面リニューアルしました)

1. シーフードの楽園 香港の西貢とは?

 店の前に大きな生け簀用意して、新鮮な魚を好きなように調理してもらうというスタイルが大好きな中国人。
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 中国本土ではまだ未体験ですが、中華系の多いマレーシアのペナン島やコタキナバルでは何度か経験したことがあります。

 特に、ペナン島では日本に留学していた友人が親戚がやっているというシーフードレストランに連れて行ってくれたこともあり、南シナ海の新鮮な海老や蟹をこれでもかと頂きました。

 さて、ここ香港でシーフードが有名なのは西貢(Sai Kung)なるところ

 聞き慣れない名前ですが九龍半島の東側にあります。実は初めて香港に行った時からシーフードの店が海沿いにずらっと並ぶ町という噂は聞いていました。

 MTR(地下鉄)も通っておらずミニバスでしか行けない。更に一人旅なので大勢でシェアして食べるシーフード料理には向かないということで二の足を踏んでいました。

 しかし今回は意を決して行くことにしました。香港のローカルにも強くなりたいし、シーフードの楽園がどんな所か見てみたい好奇心を抑えることができませんでした。

2. 西貢の行き方

 西貢の行き方はこちらのサイトを参考にしました。

香港ウンチク話 海鮮を食べに西貢へ行こう!

 何通りかあるようですが、この記事に紹介されていたのは2通り。

■MTR彩虹駅C2出口のミニバス乗り場から緑巴(緑のミニバス)
*1、1A「西貢碼頭」行き
*オクトパスカード可
*4~10分間隔で運行
*緑巴は停留所があるので初心者でも乗りやすい
*料金:8.9HKD(2017年3月現在)

■MTR油麻地A2出口、登打士街のミニバス乗り場から紅巴(赤いミニバス)
*彌敦道を北に登打士街を右折して女人街入り口付近が停留所
*「西貢」行き(紅巴はバス番号なし)
*オクトパス不可の場合あり
*満席になり次第発車
*始発から終点まで乗っていればいいので楽
*料金:16HKD(2017年3月現在)


 他のサイトも見たのですが自分は
MTR彩虹駅から行くのが1番近くてメジャーなようです。MTRの1日券もあるし、当日は
彩虹から現地に向かいます。
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彩虹駅C2出口を出たところです。
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少し折り返した所にバスがいました。
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ミニバスのペイントもそれっぽい雰囲気が出ています。
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しかしこのミニバスという乗り物、スピードは出すは揺れるはで乗り心地はあまり良くありません。最近は車酔いしなくなったので大丈夫でしたが、子供の頃ならやばかったかもしれません。
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 途中の景色は特に見どころなく、30分くらいで現地に着きました。

3. 西貢の町の様子

 真っ先に海を目指します。Sai Kung (8)
西貢はまさに港町という感じの場所でした。漁船だけでなく、近場に行く船もたくさん出ていました。
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噂通り海沿いにレストランが立ち並んでいます。
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まだ夕方になったくらいで、そこまで混んでいません。ピークの時間は避けてひっそり?と入店する予定です。
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それにしても種類が豊富です。美味しそうなやつもいますが、ゲテモノにしか見えない輩もいます。
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この後で少し海から離れた路地を見て歩きます。海沿いよりはこぶりな店が多く、一人で食べている人もいました。

 冷静にこちらの店を選ぶべきという自分がいます。しかしそれは負け?だろとつぶやく自分もいます。日頃はともかく、旅行で気分が高まっている時は強気の方が勝つもんです。

 インスタグラムはやっていませんが、インスタ映えする写真も欲しいし。

 海沿いの良さげな店でロブスターを一品だけ頼めばそんなにお金がかからないだろうと勝手にそろばんを弾きます。相場が全然分からず少し怖いですが、なんとかなるでしょう。(なりませんでした。。)

4. ミシュラン掲載の「全記」に突入

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 それでもコースが食べられる店がないかと思い直します。

 この看板のようにあるにはあるのですが、やはり2人からです。にしても2人で5品、9人以上だと10品も食べられるんですね。

 1人コースはどこにもなかったので交渉に入ります。空いているいる時間だし、なんとかなると思いましたが、なんともなりません。多めに払うだとか、品数が少なくても良いだの譲歩しても良い答えをもらえません。

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仕方ないのでここは予定通り?ロブスター一品!勝負にします。
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どこでも良かったですが、10年連続?でミシュランに選ばれている「全記」にします。

日本語もありますね。「当店はミシュランからもっとも高い評価を得て 選ばれたお店の一つです。」

 自分の店をお店という日本人はいないから現地の人が書いたのでしょうけど、これくらいの日本語なら全然OKです。しかし、香港、そこまで親日という感じもしないのですが、日本語がカッコいいと感じるようで、怪しい日本語が氾濫しています。
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 さて、店に入る前にロブスターを指差し、これを食べますという意思表示をしてから入店します。

 席につくと調理法を聞かれませす。しかしロブスターなんて食べ慣れていない。こういう時はお勧めを聞くに限ります。すると「イセエビ、サシミ」と日本語で答が。

 そうかロブスターで伊勢海老だったよなと思うと同時に刺し身とはまた意表な。甘エビの刺し身は好きですが。

 しかし、あまり良い調理法は浮かばなかったので結局刺し身にします。

 残りの注文を聞かれましたが、「ロブスターだけでいいよ」というと残り物で何やら炒め物を作ろうかと言ってきます。

 まあ良いかで頼むとお店の人は任せておけって、がっかりさせないよという顔をしていました。
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青島ビールを飲みながらしばし待ちます。

開放的な空間ですが、味も会計も少し気になって落ち着きません。しばらくして
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なんとわさび醤油がきました。
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これは手を洗うもののようです。そして、
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おおおっ、スゲー。間違いなくインスタ映えするやつです。
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わさび醤油をつけて頂きます。

美味いです。間違いなくうまいです。新鮮です。しかし、図体がでかいだけにやや大味な感じもあります。甘エビの方が美味いかもな。。とか思っちゃいけないよなと自分に言い聞かせますが。
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ここは食べられるところはなさそうです。それでも食べ残りを持っていったと思ったら、
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最初に言っていた炒めものがきました。

しかし、これにんにくの目とかでかい生姜とかですが、あまり美味しくありません。味もほとんどついていません。ロブスターも殻でしか貢献できていません。
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なんかもちの入っていないお汁粉みたいなものが最後に出ました。そして、恐怖の会計です。
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608香港ドル(8,500円!)。一品だけなのに。

香港滞在3日間に使った他の全食費合計よりも遥かに大きな額になってしまいました。

まあインパクトのある写真は撮れたので良しとしますか。(泣)

5. 西貢からの帰りで道に迷う

  暗くなって来たので帰ることにします。
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 行きにきた彩雲駅行きに乗ろうとしましたが、
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 どうやら彩雲は途中駅のようです。しかし問題ないだろうと思っていたら問題があったのです。

 ところで、帰りのミニバスは新車でした。これは全然揺れずに快適です。昔ながらのミニバスはかなりボロい車両を使っていたことが分かります。
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そして、バスがショッピングセンターみたいな所に着いたので彩虹駅と思い降ります。
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駅だと思っているのでトイレを済ませ、ひら高く積まれた「出前一丁」の写真を撮ったりしていましたが。
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 しかし、駅はどこにもありません!ここが単なるショッピングセンターとは10分くらい気づきませんでした。
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更に駅の方向が分かりません。下校中の学生の集団に尋ねると、ここから10分ほど歩かなければならないことを教えられます。
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なんとか無事に着きましたが、ドラゴンズバックのハイキングでただでさえ疲れていたので、更に疲れました。ふー。

土地勘のない人は早とちりして降りてはいけませんね。しかしこの時はつゆ疑いませんでした。

さて、今回は西貢を満喫したとは言えませんが、また機会があったら行きたいと思います。一人は避けた方が良さそうですが。

また、香港に詳しい人から後日聞いた話だと生け簀があるようなシーフード料理の店は中心部にもたくさんあるそうです。そちらでも良いかなー。