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魚と牛肉と鶏肉のお粥@生記粥品專家 上環 香港

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東京たべある記 (旧称 しげPの美食健康ライフ)

1. 香港のお粥はなぜそんなに美味しいのか?

  日本では「身体に良いから」という理由でお粥が好きな人はいても、美味しい食べ物としてお粥が好きな人は少ないと思います。どうしても「病人食」というイメージがありますからね。

 しかし、香港のお粥は日本のお粥とはまるで別物と考えてもらって大丈夫です。ハッキリ言って日本のお粥の100倍以上!美味しいです。

「百聞は一見にしかず」ではないですが、一度食べると誰もが納得するのですが。まあ自分も最初に香港粥を食べるまでは「お粥が美味いわけない」と思っていましたから。

 なぜ香港のお粥はそこまで美味しいのか?素人なりに分かることは以下の3点です。

1. お米がこれ以上ないほどとろとろでサラサラ
2. 出汁よく効いていてこの上なく美味
3. 肉が柔らかくて美味しい
 
1. お米がこれ以上ないほどとろとろでサラサラの理由ですが、タイ米(インディカ米)を使っていることにあると思います。

 日本のお米ももちろん煮込めばとろとろになりますが、サラサラにはなりません。独特の粘り気が残りますからね。

 この粘り気のおかげで我々日本人は日本の米が大好きなのですが、良いことばかりではありません。

 一方、あまり粘り気のないタイ米は煮込んでとろとろになっても粘り気が残りません。サラサラです。

 前回のブログで紹介した煲仔飯も同様ですね。お米がサラサラしています。

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香港の「四季煲仔飯」で骨付き!鰻メシを食べてきた

2. 出汁よく効いていてこの上なく美味

 です。日本のお粥はあまり出汁が入っていませんが、香港のお粥はものすごく出汁が効いています。なので日本でラーメンが好きな人は間違いなく出汁の美味しさが分かると思います。

 出汁の正体ですが、以前は鶏がメインかと思っていましたが、どうやらそんな単純なものではなさそうです。

 というのも香港のお粥は牛・豚・魚など様々なものを使いますが、それを調理する過程で食用には使用できないが、良い出汁の元になるもの(身以外の部分)がゴロゴロあるからです。

 ということで、推定ですが香港のお粥は鶏も牛も豚も魚もふんだんに使った複雑系のスープだと思います。(配合は店の秘伝) 美味しいわけですね。

3. 肉が柔らかくて美味しい

 そして肉も長時間煮込んでいるから美味しい訳です。

2.「香港ランキング&テクニック243」粥ランキング第1位の生記粥品專家

 
地球の歩き方MOOK 香港 ランキング&マル得テクニック! 2016-2017


 「
生記粥品專家」は弊ブログでも何度か紹介している香港旅行で1番使える本「香港ランキング&テクニック243」の粥ランキング第1位の店です。

 ちなみに今の所地球で1番美味しいと思っている「羅富記粥麵專家」は粥ランキング第2位で、どちらが美味しいかを比べるのも楽しみにしていました。

3. 生記粥品專家(上還店)の行き方

  MTRの上環駅A2出口を出て、福利街という通りの坂を登って2分。出口を間違えなければ香港初心者でも分かりやすいと思います。

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 ただこの辺は生記グループの店だらけでした。
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 実は自分はこちらの「生記清湯牛腩麵
(牛バラ肉麺)」で食べました。

 最初は「粥品專家」とは違う店に入ったとは気づかず、お粥があるか心配でしたが、お粥もしっかりありました。おそらく同じ所で作って運んでいるのではと思います。
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生記清湯牛腩麵はもう一軒ありました。SnagKee (19)
 生記グループの張り紙がありました。

 気づかなかったけど近くに「生記鮮魚湯米線」(米線はビーフン)もあったようです。

 それどころか「油麻地」や「鰂魚涌」にも支店があるようですね。

 上還の「生記粥品專家」はお粥の店らしく6:30からやっています。どの店舗も日曜日は休みのようなので注意が必要ですね。

4. 当日食べた魚と牛肉と鶏肉のお粥

 お粥は本当にメニューが豊富でした。

 三併類(
の字が違いますが)は3種類ということがようやく分かるようになりました。
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 こちらの方がもちろん値段は高いですがたくさん食べられるので、お勧めです。

 英語のメニューもあるかもしれませんが、我々日本人は漢字の方が分かりやすい。推測できるものが多いです。注意するのは猪=豚 であることくらいでしょうか?

 とはいえ、お粥上級者になるには、もっと細かくメニューが分かるようになりたいです。

 無難に「beef, chicken, fish」 と言って3種のお粥を頼みます。もっと細かい分類もあるような感じでしたが、広東語なので何を言っているか分かりません。言葉が通じないことが分かると、すぐに「まあいいか」みたいな感になります。
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 こちらのメニューは朝食のメニューでした。実はこのメニューがあるのには後で気づきました。

 周りに座っていた地元民は、自分のどんぶりよりも小さいお粥や麺を食べていて、飲茶ぽいものを食べていたりやコーヒーを飲んでいたのでおかしいと思ったので、メニューを良く見ると下に朝食メニューがありました。

 気づいたらもちろんこちらを頼んでいたと思います。だいぶ安いですね。
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 3種のお粥は62香港ドルのつもりが、59香港ドル(830円)でした。朝食に普通のメニューを頼むと割引があるのでしょうか?
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 牛肉麺も美味しそうです。次回は是非食べたい。そして、
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 3種のお粥が着丼です。かなり大きいです。(相変わらずインスタ映えしません。。)
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 生姜と醤油の味変付きです。

 さて、お粥を口にします。美味いです。猫舌でない自分でもフーフーいうくらい熱いです。

 出汁の味は輪郭かなりしっかりしています。お粥は鶏出汁がメインかと思いきや、こちらは豚骨がメインのようです。
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 鶏はいつもの鶏ですが、
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 魚が香港スタイルでかなり独特です。噂によると川魚とのこと。柔らかくてとても新鮮です。
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 そして牛肉が中華丼で出てくるような美味しい下味がついていて美味でした。

「生記粥品專家」は流石お粥ランキング1位だのことはありました。ただ自分としては「羅富記粥麵專家」の方が好みです。今回の旅はこちらにも行きましたので近いうちに記事にしたいと思います。



生記粥品專家中華粥 / 上環 ションワン)
昼総合点★★★☆☆ 3.5