
運転手が"Off we go."と行って車が走りだした。
3分くらい彼は黙ったまま。おしゃべりな運転手ではなさそうだ。情報を得るためにこちらから話しかける。
「天気はどうですか?」 「悪くないです」 「天気予報見たら、毎日雨なんだけど」 「そんなことはないです」
天気予報はあてにならない、というか国によって違う。例えばタイでは一日に数回短い時間スコールがあったりするだけで、天気予報は雨だったりする。
今回オークランド滞在中の天気予報は雨が多かったので心配だったが、雨が降ってもすぐに止むことが多いそうだ。少し安心する。
そしてニュージーランドの主要産業を尋ねる。すると「農業」と「観光」という答え。確かにITなどのイメージはないなあ。
そして「空港で色々調べられたでしょう?あれは植物を検査しているんですよ」 とのこと。そうだったのか。それで犬や長い手荷物検査の意味がわかった。
外来の植物によって、自生の植物は簡単に駄目になってしまうことがある。ニュージーランドは農業国だから、それは死活問題になるとのこと。なるほど、納得。
ホテルは中心部からは離れているが、空港からはより近い所だったみたいで、25分ほどで「クエスト・ニューマーケット」ホテルに到着。
ホテルから少し離れた大通りの名前は「Broadway」。ニューヨークのパクリかよ、と思ったけど日本も似たようなものか。
ホテルに到着。運転手にはちょうど35ドル払う。まだ小銭がないため仕方がない。5ドルのチップは払いすぎだろう。
33ドルなら35ドル払ってお釣りは要らないと言うところ。海外経験を通して分かってきたことだが、チップの額は「キリのいいところ」を基準にすれとスマートだ。小銭がない時は無理をしなくていい。
ところでこのホテルでは1つ心配していることがあった。ホテル予約サイトAgodaで8.9という高い評価を受けているホテルだが、部屋の半分は鉄道に面しておりうるさいというレビューが一部にあったことだ。
うるさい場所は苦手である。こういう時はどうするか?
あらかじめ、メールを入れて静かな部屋をリクエストしておけばいい。メールアドレス?直接ホテルサイトに飛べばメールアドレスはすぐに見つかる。
今回も数日前に何度かメールのやりとりをして、「できれば、静かな部屋を」とリクエストしておいた。
先方の回答は「可能ならそうする」だった。この答は定番である。ただわざわざリクエストするような人はあまりいないから、ほぼ優先して貰えると思っていいだろう。
ホテルに空きがある時は直接交渉しても何とかなることがあるが、満室だとどうにもならない。あらかじめやるに限る。
更に8時40分に飛行機が着くので10時頃着くことも強調しておいた。朝の10時では普通チェックインできないが、これもあらかじめ言っておくことにより、部屋を準備してくれるホテルもある。そのような効果を見込んでのこと。
ホテルの受付には西洋人の中年女性がいたが、メールでやりとりをしたネームプレートをしていたので、すぐに分かった。あちらもこの時間なので「彼が来たか」という感じである。
そして期待通り、静かな部屋を用意してくれたし、チェックインもすぐにできた。素晴らしい。
と偉そうに書いているが、今までに散々大変な思いをした経験が糧になっているのである。

1人では十分すぎる立派なベッド。

そして風呂があった。これは予想外。西洋人はあまり風呂に入らない。シャワーのみホテルも多いが、風呂好き日本人にはこの上なくありがたい。

あれっ、立派な洗濯機+乾燥機もついている。

立派なキッチンも。鍋も皿も何もかもそろっていた。

ここでつながったWi-Fiでホテルの設備を調べる。完全な手順前後である。
ランドリーはあったが、キッチンとは書いてない。やはりいい部屋を用意してくれたようだ。
部屋に金庫がなかった。治安が悪い国なら不安この上ないが、ニュージーランドでは不要ということか。

洗面所には耳栓が置いてあった。この部屋では全く不要だが、うるさい部屋もあるので全室に置いてあるのだろう。

そして全世界対応コンセント。20年以上前に買ったが、いつもお世話になっている。超便利。

このつなぎ方は久しぶり。こんな感じでiPhoneとiPadを充電。
ちなみにここのホテルのWi-Fiはとても良かった。日本の通信レベルと遜色ない。
そして30分くらいかけてゆっくりお風呂に入った。

紅茶を飲む。ミネラルウォーターは置いてなかったので水道水を使う。
一応ネットで調べたが、ニュージーランドは水が美味しくミネラルウォーターの必要性はないようだ。
ベッドに10分くらい横になる。寝れそうな気もしたが、夕方頃に目が覚めるとこの日が台無しだ。がばっと起きて早速中心部へ出かけた。

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