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オークランド博物館を見た後はパーネルに向かう。パーネルはオークランドで最も古い住宅地で、19世紀後半に建てられたビクトリア様式の建築物が保存されている地域らしい。

地図上は近いが方向が分からない。博物館の近くに標識がないかを探す。幸いにすぐに見つかり坂を下っていく。途中で何度か道路の選択を迫られるが、勘で歩いていった方向で良かったようだ。
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すぐに目についたのは小奇麗な教会。当たり前のことだが歴史の浅いニュージーランドの教会はヨーロッパのそれのように年季の入ったものではない。
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中に入れるようだ。入ってみよう。
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何か普通の教会と違うなぁ。
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ステンドグラスが。これはマオリっぽいなぁ。
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これもそんな感じ。
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十字架だ。キリスト教との融合か。どれもとても色使いが洗練されている。
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ジーザス・クライスト登場。これも融和してるなぁ。やはり普通の教会のステンドグラスとは違う。

正直なところアメリカにしてもオーストラリアにしても西洋人が原住民を侵略したイメージしか持っていなかったが、ニュージーランドは違うみたいだ。

何かいい気分になり散歩を続ける。
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パーネルはとてもオシャレな所だった。
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雰囲気のいいカフェが揃う。
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朝が遅かったのでそんなにお腹は空いていなかったが、これから移動なのでその前に昼食を摂ることにした。

パーネルのレストランに関しては何の予備知識もなかった。ふと目に入ったのはこの2階にあるインド料理屋。
 
ロンドンではレストランで迷ったらインド料理を食べるのが1番ハズレがない。インド料理は基本的にレシピに忠実だ。それはニュージーランドでも変わらないだろう。

「Everest Dine」という名前だった。もしかしてネパール料理?ただ自分はインド料理とネパール料理とパキスタン料理の区別はできない。
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コブラビール。初めて飲んだ。色の濃さが示すように濃厚だがうまかった。

食事は無難にチキンカレーを注文。ライスは付くみたいだ。

壁にWi-Fiの表示があったのでパスワードを教えてもらう。
これから行くB&B「ヴェルデレイス」のマダムに朝送ったメールの返事を確認する。何と自分のホテルまで迎えに来てくれるという。マジ?大感激。

おおよそ自分が食事が終わってからホテルに到着するであろう時刻を書いて返信した。やれやれ一安心だ。

そしてカレーを待つ。遅い。客は自分の他に1人だけ。しかも1番ベタなカレーである。この国食事は何でも出て来るのが遅いと感じていたけど、それは確信に変わった。

20分ほど待ってカレーが到着。
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辛くない非常に優しい味のカレーだった。イギリスでもそうだったけど、頼まない限り辛いカレーは出てこない。インド料理屋でいきなり辛いカレーが出て来るのは日本のスタイルのような気がする。
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インディカ米。一粒がかなり長いものだった。

まずまず美味しい料理でお腹がいっぱいになり、チャイでも飲みたい気分だったけど、ホテルに戻る時間が20分ほど。のんびりしている場合ではない。

会計して店を出る。値段はビールと合わせて25ドルほどだった。

バス通りをホテルに向かって歩く。
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図書館。これはおしゃれ。歴史がありそう。イギリス人も移民してから早く図書館作ったのかな。

立ち寄りたい気分を抑えてホテルに到着。待ち合わせの3時ギリギリだった。

例のフィリピン人風おばさんに、車で迎えに来てくれることになった旨を伝えると”Whew"(ヒュー)と言われる。驚いたってことかな?

5分ほど待つとフロントに上品な女性が現れた。



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