フィレンツェ中央市場 Mercato Centrale / Central Market

  
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無事にフィレンツェにやってきた。これまでいたヴェネチアはイタリアの有名観光地では一番治安が良いと言われている。

当然、フィレンツェはヴェネチアよりはスリなども多いだろうと身構えていたのだが、そんなことはまるでなく、滞在中に治安の悪さを感じる瞬間は皆無だった。


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駅を降りるとすぐに目に入ったのが迷彩服を来た軍人。やれやれまたかよ、と思ったが旅行を通してその光景は空気のような感じになってきた。ちなみにフィレンツェ駅では女性の軍人もいた。

近い将来に駅から軍人がいなくなる日が来るのか？ 現在のテロの頻発具合から見てすぐということはなさそうだ。やれやれである。

駅からホテルまでは本当に近くだったが、イタリア＝スリが多いという刷り込みがされていたので一瞬でも気を抜いたらいかんと珍しくホテルに到着するまで１枚も写真を撮らなかった。

そして、この旅行ではフィレンツェが一番暑いことは分かっていたが、ホテルまで歩く短い時間も太陽の凶暴さは十分に感じられた。

そして目指す 「グランド バリオーニ ホテル」 (Grand Hotel Baglioni)にはあっさり着いた。方向さえ間違えなければ駅から２分くらいだろうか。

「旅工房」という旅行会社、これまで知らなかったが、ここまで便利な所を抑えるとは只者ではないな。

渋いホテルはフロントも渋い。立派な油絵まで飾ってある。

そして部屋も大きく良い感じだ。ヴェネチアのホテルの２倍はある。

バスタブもついているし、バス内のフタがちゃんと閉まる、という当たり前のことにすら感動。今夜は久しぶりにゆったりと湯船につかれそうだ。



美品も良さ気だし、

ドライヤーも付いている。

景色はあまり良くないが、通り沿いでないので静かで良かった。

少し休むと空腹を感じる。先輩が地球の歩き方で気になっていたという中央市場に行こうということになった。二階にはフードコートがあるらしい。

ちなみにフィレンツェは自分は２回目だが、ツアーでさらっと周っただけ。先輩は初めてである。

これが中央市場。特に何かを期待していた訳ではないのだが、ここがとんでもなく素晴らしい食の楽園であるのに気づくのに時間は要らなかった。

一階は肉やパスタなどの食材が売っていた。が、２階は

フードコート。しかしさすが、イタリアフードコートがとても本格的。この通りピザ窯があるくらいだ。そして、トリュフの香りにつられて店の前で立ち止まる。

おおっ、素晴らしい。まずはこれを食べようということになった。



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