Mandarin Kitchen [マンダリン キッチン]@Queensway, London
多くの日本人留学生にとって「神」になったマンダリンキッチン。まだ健在のようです。
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東京たべある記
くそ不味いロンドン中華街の話は以前しました。
美味しい国不味い国 (その7)
ロンドンで美味い中華料理屋は中華街のように知名度はないものの、知る人ぞ知るクイーンズウェイにありました。今回は多くの日本人を「豆の缶詰」地獄から救ってくれた名店の話が中心です。
ロンドンのハイドパーク。ロンドンには馬鹿でかい公園が街のど真ん中に、それも複数ありますが、その中でも図抜けて大きい公園です。
ほぼ隣接してるケンジントン・ガーデンズを合わせると、一周徒歩4時間とか。比べると日比谷公園などミニチュアですね。
ハイドパーク@ロンドン Hyde Park@
そのハイドパーク、厳密に言うとケンジントン・ガーデンズの西側のほど近いところにクイーンズウェイ[Queensway]という通りがあります。
クイーンズウェイはセントラル・ラインの駅がありますが、そこからサークル・ラインのベイズウォーター駅への200mほどの通りがクイーンズェイ。こじんまりとした通りにはエスニック色豊かなレストランが立ち並んでいます。
その中にある中華料理の「マンダリンキッチン」。この店がとにかく絶品でございました。
最初は「クイーンズェイに美味しい中華料理屋があるらしい」くらいの噂を聞いて友人と2人で行ったと思います。クイーンズェイには数軒の中華料理店がありました。
目の前には「ロイヤル・チャイナ」なる店もありましたが、こちらは高級感満載で入りづらかったので、庶民的な「マンダリンキッチン」を選択しました。中は結構客が入っています。
まず、目についたのが、10ポンドで5品ほどのコース。10ポンドは当事の円換算で2,000円ほどですが、ロンドンでコース料理でその値段はかなりリーゾナブルでした。
そして、味の良さに驚愕します。横浜中華街の良店レベルです。最後の炒飯もしっかり具の入った日本人好みの味付けでした。基本的に炒めものを中心にした広東料理なのですが、どれも秀逸です。
そして、この5品ほどのコースですが、人が1人増える度に1品増えるのです。3人なら6品、4人なら7品、5人なら8品。確かこれくらいが上限でしたが、これなら多くの人を誘った方が得です。
「豆難民」たちはこぞってこの店に通いました。
ある時、従兄弟がその友人2人を引き連れてロンドンに遊びに来たことがあったのですが、その時など総勢10名ほどで中華の丸テーブルがいっぱいになりました。もちろん、従兄弟も料理に大満足です。
して人のこれまでの苦労も知らんと「ロンドンは美味しいですねぇ」などとのたまわっておりました。
そして、目の前にある「ロイヤルチャイナ」にもその後数回足を運びました。当事の大スターでありましたジャッキー・チェン様もロンドンに来る際は必ず訪れるという触れ込みです。
香港人であり、美食に特にうるさいジャッキー様お墨付きの店なら当然美味しいはずです。
初めて「ロイヤルチャイナ」に訪れたのは姉がロンドンに遊びに来てくれた時でした。
まず、店の中に入ると日本でもそうですが、高そうな壺などがおいてあったと思います。そして女性の店員もチャイナドレス。それも高そうなやつでした。
少しびびりましたが、このおしゃれな空間で食べた料理はそれはそれは絶品でした。確かアワビなどを食べたと思いますが、これまでの人生で一番美味しいものでした。さすがはジャッキー様でございます。
そして、会計でもびっくりです。確か1人5000円くらいでした。当事は東京でこのような中華を食べたら1万円を下ることはなかったでしょう。
留学中にあまり高級店には近づかったかったので真偽のほどは確かではありませんが、ロンドンでは「安い料理は東京よりも高いが、高級な料理は東京より安い」と言われているとも聞きました。
ちなみに姉は日頃は中華にあまり関心を示さずイタリア料理やフランス料理が好きなのですが、この後でロンドンに行く機会があった際には必ず「ロイヤルチャイナ」に寄っているようです。
ロンドンで美味しい中華を食べたい場合は「マンダリンキッチン」か「ロイヤルチャイナ」が自分の結論でした。当事の味と同レベルであるかどうかは不明ですが、今後ロンドンを訪れる際はかならず再訪したいと思います。
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